柔らかければいいのか?

昨年はバタバタしていて、毎日あっという間に過ぎ去る日々。ちょっとペースダウンしないと潰れるかも、という感覚もあって、SNSの参戦や通常レッスン以外でのアウトプットもずっとご無沙汰になっておりました。


元気だしそれなりに楽しい日々だけど、長引くコロナ禍だからなのか?更年期がもうすぐあけるかも?なお年頃のせいなのか?溢れ出ちゃうようなエネルギーは微塵もない!という感覚を暫く味わっておりました。たぶん、こういう感覚を無視しないことってきっと大事!


という訳で、年明けからは少しブレーキを踏んで、ゆるっとする時間も大事にして過ごしていました。先日e-taxにて、確定申告も無事提出終了し(パチパチ~・笑)更にホッとしているところ。


で、久々にからだの事ネタ書いてみようという気になりました。タイトル、「柔らかければいいのか?」


ヨガのクラスを持っていると「体が硬いから無理!」というようなことをよく聞くのですが、「硬い人の方が、ヨガは面白いんですよ♪」と私は常々申しております。


それから、まず凝り固まっているところをストレッチでほぐしてから、強化しましょう!という考え方も、年を増すごとに「いえいえ、どちらも同時進行で!」と考えます。


柔軟性について、ないよりはある方がいいのかもしれませんが、お年頃を過ぎると柔らかいだけの関節=不安定な関節という構図が出てくるのを実感しています。表現がアレですが(笑)伸びきったゴムみたいな筋肉とか、ひと夏炎天下に放置されたホースとか…そんなイメージです。柔軟性だけを追求すると、本来伸びたり縮んだり弾力があるべきものが、それを失っている状態になるように感じます。


例えばウッターナ。ヨガの立位前屈です。

ヨガの前屈って独特…股関節から体を折り曲げます。これ、柔軟性だけではこの状態に持っていくことは難しいです。脚やお腹も、むちゃくちゃ使っているんです。例えば前屈で腿の裏側(ハムストリングス)が硬い人は、その逆の働きをする腿の前(大腿四頭筋)の弱さがあることも。そして、お腹の奥にある筋肉(腸腰筋)もしっかりと使わないと

・かかとの上にお尻

・腰からではなく、股関節から折り曲げる

の条件をクリアするのが難しくなります。ちなみにこの条件をクリアできると何が素敵なのか?についてはかなり語れますので、次の機会にしますね。


初心者の方にはもっと膝を曲げて、お腹と腿をくっつけた状態から練習をしていただいております。体が硬い男性も、これ筋力かなり使います!というとやる気になってくれたりするから面白い♪それから坐骨のポジション、仙腸関節の使い方なども意識すると楽にできるようになってきます。


そして、柔らかければできるのか?の典型的なアサナはこちら。ウッティタハスタパダングシュタアサナ。

まず、強い脚がないと無理~!なアサナ。地面を押せないと伸びられません!


それから強い脚=スクワット〇キロで〇十回!ではないです。1秒でもいいから、そのポジションで居られる関節周りの筋肉のバランスが大事です。


例えば股関節は球状の大腿骨の頭が、ボウルのような形の寛骨臼の中で360°回転する関節です。大腿骨の頭が寛骨臼(ボウル状)の中心にしっかりと引き込まれて(求心性)回転していることが大切で、寛骨臼からはみ出ている部分があると不安定感が増したり、そこに腱などが巻き込まれて引っかかって(インピンジメント)痛みを誘発したりすることがあります。

それを防止するには、股関節周りの全ての筋肉がしっかりとした弾力を持ってそれぞれの機能を果たすことが大切なのですが、使い方の癖により、使う筋肉と使いづらい筋肉があるとバランスがあっという間に崩れて股関節のみならず全体の身体機能に大きな影響を与えます。


長くなったので今日はこのくらいにしますが、つまり、柔軟性だけじゃなくて、筋力も同時進行でアップしていくといいんじゃないかしらん?というお話でした。


最後に、

強い脚は首や肩周りの緊張を低減させる!

こちらも同時にお伝えしておきます♪ウッターナも下肢をしっかり使えると上体の余分な力が抜けてきます♡


興味がある方、ヨガレッスンへぜひ~!(って宣伝かよ・笑)

まずはオンラインハタヨガ(←クリック)なんていかがでしょう?


次回は、「正しさをどうとらえるか」について書こうと思います。いつになるのか…←自分が一番自信ない…

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フィットネスインストラクター&アロマセラピスト奥村有香理 日々の暮らしを豊かに。こころとからだを自身で整えるお手伝いをさせていただいてます。

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